あなたは漏電ブレーカーって、「家についてるヤツだっけ?」こんな感じなんでしょうか(^_^;)
私は電気関係の仕事をしているので、漏電ブレーカーには何度も助けられています。
漏電ブレーカーは太陽光発電を24時間年中無休であなたの財産を守っています。
この働き者はどんな働きをしているのか、解説していきたいと思います!
このページを読み終えると、漏電ブレーカーについてご理解されているはずですよ。
太陽光発電(ソーラーパネル)漏電ブレーカー(漏電遮断機)とは?
漏電ブレーカー(漏電遮断器)とは・・・何らかの理由で電気が漏れ、電気火災や感電事故が起こりますが、それを未然に防止することができます。
太陽光発電(ソーラーパネル)の分電盤にも取り付ける必要があります。
下では漏電ブレーカーについて説明があります。
漏電遮断器は、漏電を検知した際に回路を遮断し、災害を防ぐための装置です。「漏電ブレーカー」「ELCB(Earth Leakage Circuit Breaker)」と呼ばれることもあります。
電路は常に絶縁状態にある必要がありますが、絶縁が低下することで電流が外部に漏れてしまうもの。これを止める役割を担っているのが漏電遮断器です。
引用元:モノタロウ公式サイト
こう言われてもわからないと思うので、順に紹介していきますね。汗
まずはブレーカーですが、主に3つの種類があります。
一番上についているのが、漏電ブレーカー(漏電遮断機)でテストボタンがついてます。その下に何個か、ついているのが安全ブレーカーです。
漏電遮断機(ろうでんしゃだんき)はJISが規定しているものがあります。安心で安全に使えるという意味です。
漏電しゃ断器のJISの制定
この規格 は,商 用周波数の交流600V以下の電路の地絡保護に用い る.定 格電流225A以下 の漏電 しゃ断器 について規定している.漏電しゃ断器 は,その検出方法から電圧動作形 と電流動作形に分けられる
これはあなたのご自宅にあるカッコ盤にもついています。
カッコ盤とは・・・各住戸の分電盤(住宅用分電盤)を略しています。
まずはアンペアブレーカーですが、電力会社より支給されているブレーカーで、30A、40A、50Aのどれかがあなたのご自宅のブレーカーが設置。
それぞれの部屋へ電気を分配する役割の「分電盤」に取り付けられている東京電力のアンペアブレーカーの色や数字 で、ご契約アンペアをご確認いただけます。
引用元:東京電力エナジーパートナーより
タイヨウ・ハツオの自宅についているのが、30Aのアンペアブレーカーで一番左についているブレーカーです。
60Aもありますが、この3種類がとくに多いのかと思います。
次に安全ブレーカー(配線用遮断機、NFB )ですが、過電流が流れるとブレーカーがトリップする仕組みになっています。
トリップとは…ブレーカーにはオン、オフ、トリップがあり、安全ブレーカーがトリップになると過電流が流れると電気を流さないようにする。
ブレーカーはトリップもしくはオフでは、電気が遮断された状態になり電気は使えません。
使い過ぎた電流が流れ続けると、加熱していき、感電または火災の恐れがあります。
また、屋外に太陽光発電(ソーラーパネル)を取り付けるなら、漏電ブレーカーを取り付けないといけません。
電気は水と非常に相性が悪いですから。汗

現在では、はじめから必要とされる箇所に、漏電ブレーカーが取り付けてあります。
太陽光発電(ソーラーパネル)を守る漏電ブレーカーとは?
漏電ブレーカーとは漏電遮断機ともいい、ELBとも言われています。
私達、電気関係の仕事で使っているのはELB(漏電ブレーカー)と言います。
この漏電ブレーカーですが、安全ブレーカーの性能があり、さらに漏電を感知してくれます。
電気が漏れる漏電とは?

漏電は電気が漏れている状態を言い、電気が漏れてそこに触れると、最悪は感電します。
感電するとビリビリしたり、痛い感覚ありです。
感電して痛いだけならまだ良いのですが、心臓に電気が通過すると心臓がとまります。
正確には心臓がけいれん。
私は何度か感電していますが、本当に怖い思いをしています。過去に200Vを味わった事がありますが、右手から肩に電気が抜けました。(;^ω^)
ドン!!!って感じでした(;゚Д゚)
この経験は漏電ブレーカーがついていなかった、もしくは盤内で作業するために起こった事です。
普通はないので安心して下さい。
話しを戻しますが、太陽光発電から電気が漏れていると、漏電ブレーカーはトリップしてくれ感電する危険がありません。
トリップすると、電気が使用できなくなります。
漏電ブレーカーは太陽光発電を守るだけでなく、あなたを感電から守り、建物を火災から守ってくれます。
24時間監視している警備員のようなイメージです。
そのために、安全ブレーカーに比べて、漏電ブレーカーは価格が少し高くなります。
では、漏電ブレーカーってなんでトリップするのか?
仕組みを知ってしまいましょう。簡単にわかりやすく紹介しますね。
太陽光発電(ソーラーパネル)漏電ブレーカーが働く仕組みとは?
漏電ブレーカーが働く仕組みは、子供のころ実験で豆電球を点灯させたご経験はありますか?
あの豆電球をイメージすると、わかりやすいのですが、電池の+から電気がビッビッて豆電球を通り点灯させ、−の電池に入っていきますよね?
漏電ブレーカーは電池の手前の+と−に漏電ブレーカーがついているイメージです。
漏電ブレーカーは+を通る際にですが、例えば5ボルトあるとします。
その5ボルトが豆電球を通って点灯し、−に抜ける際に3ボルトに減っていたとします。
漏電ブレーカーは「これは電気に差があるからトリップしないと!えいっ!」こんな感じでトリップします。
トリップとは?漏電ブレーカーのスイッチが真ん中に行くこと。オン、オフ、トリップあり。
トリップすると電気が使用できない。
この間0.1秒ほどです。めっちゃ早いんです。
漏電ブレーカーは電流に差があるとトリップするようにできているんです。
また、安全ブレーカーが持っている電気の使い過ぎでもトリップします。
電気の使い過ぎとは・・・コンセントは1つ2,000Wまで電気を使ってOKですが、ドライヤー1,200W、ケトル1,250W、電子レンジ600Wなどを一度にご使用されると2,000Wを超えてしまいます。その際キケンなのでトリップします。
この電気がある程度減っている、もしくは電気の使い過ぎの場合だけトリップしてくれます。
しかも、一年間365日24時間ずっと見張ってくれるんです。
漏電ブレーカーは働き者なんですね。
漏電ブレーカーはどれくらい使用可能なの?

わたしの感覚でお話しして申し訳ないのですが、漏電ブレーカーは10年くらいではほとんど壊れる事がないと感じます。
もちろん例外はありますが…
漏電ブレーカーが壊れるのは、20年から30年使って壊れる感覚があります。
壊れ方ですが、規定の電気の差がないのに、トリップを頻発してしまう誤差動の漏電ブレーカー。
これは修理が難しいので交換しかないですね。
また、トリップして元に戻そうと、オンにするとスイッチ部分がオンにならない(引っ掛からない。)場合があります。
これも交換した方がいいです。
スイッチが引っかからない場合で、お困りの方はお問い合わせフォームから連絡下さい。
このサイトを読んでくれているのでお教えします。(笑)
わたしは年間で漏電ブレーカーでのテスト発報を、少なくても5,000個以上もテスト発報していました。
壊れるパターンを良く知っています。(うんざりするぐらい漏電ブレーカーを操作していた。)
漏電ブレーカーの不具合が出るのは、古い物ばかりで20年以上は使っているブレーカーです。
最近の新しいブレーカーはさらに寿命が伸びる感覚がありますよ。
太陽光発電(ソーラーパネル)漏電ブレーカーはどこにつけるの?
漏電ブレーカーは分電盤に取り付けます。
太陽光発電のパネル→接続箱(昇圧ユニット)→パワーコンディショナー、→分電盤→ご家庭や電力会社。
分電盤は太陽光発電のパネルからパワーコンディショナーまでと、ご家庭での漏電や
電気の使い過ぎを監視し、すべての漏電や過電流に対応しているんです。
この箇所、分電盤をつける事が効率的で効果的ですよ。
ちなみにあなたのご自宅の分電盤にも漏電ブレーカーは付いていると思います。
見てみると、わかります。(あぶないので金属部分には触れないでください!)
太陽光発電の漏電遮断機が落ちる理由と対処方法
太陽光発電をご使用になり、漏電ブレーカーがトリップ(落ちる)してしまうことがあります。
この原因にはさまざまな理由が。
わたしが経験して漏電ブレーカーが落ちる一番の理由は・・・
どこからか電気が漏れています。(汗)
そのままですいません。汗
以下が漏電遮断器が落ちてしまう原因です。(トリップ。)
- ケーブルが損傷している。
- ケーブルを圧迫している。
- ケーブルが短絡している。
- 太陽光パネルのケーブルから漏電している。
- 器具が不良。
- 器具に水が入っている。
- 接続部分が露出している。
思いついただけでもこれだけあり、まだまだ漏電の原因はあります。
もしも、漏電遮断器が作動したら、「あぶない状態!」と認識してください。
まず、はじめにあなたがすることは・・・
漏電遮断器が作動してすることは?
あなたのご自宅の漏電遮断器が作動した場合は、すぐに以下の行動を取ってください。
太陽光パネルが保証期間なら、施工してもらった太陽光の工事会社に連絡すること。または、契約している電力会社に連絡することです。
あなたが漏電ブレーカーを切にしても解決になっていません。汗

漏電遮断器を切っても、電気はどこからか漏れているんです。
ここを理解しないといけませんよ。
漏電の原因を解決することが、一番大切になりますよ。
あなたのお近くの保安協会に連絡するなら、↓が全国各地の保安協会の電話一覧になります。
- 一般財団法人北海道電気保安協会 TEL:011-555-5001
- 一般財団法人東北電気保安協会 TEL:022-748-0235
- 一般財団法人関東電気保安協会 TEL:03(6453)8888
- 一般財団法人中部電気保安協会 TEL:(052)955-0781
- 一般財団法人北陸電気保安協会 TEL:(076)441-6350
- 一般財団法人関西電気保安協会 TEL:06-7507-2260
- 一般財団法人中国電気保安協会 TEL:(082)207-1755
- 一般財団法人四国電気保安協会 TEL:087-821-5615
- 一般財団法人九州電気保安協会 TEL:092-431-6701
- 一般財団法人沖縄電気保安協会 TEL:098-866-4946
太陽光発電の漏電ブレーカーのまとめ。
以上が漏電ブレーカーについてでした。
漏電ブレーカーで安心、安全な毎日をお過ごし頂きたいです。

本日はここまでお読み頂きありがとうございました。
ハツオでした!
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