あなたがこれから太陽光発電を設置する際に
「いずれはパネルは廃棄するけど、廃棄費用は?」
「将来的にパネル廃棄が多すぎて、ゴミ問題になるんじゃないの?」
こんな疑問や不安が出るかと思います。
ですが、このページをチェックすると廃棄費用や将来のゴミ問題(パネル廃棄)がよくわかる内容になっています。
これから太陽光発電を設置する。もしくは設置済みの方も、ぜひチェックして欲しい内容です。
太陽光発電のYouTube動画です。わかりやすかったので載せておきます。
太陽光ソーラーパネル廃棄費用は10万円!?
太陽光ソーラーパネル廃棄の料金ですが、4キロワットなら多く見積もっても10万円から15万円くらいの廃棄費用です。
また、パネル廃棄をお願いする業者は、ソーラーパネルを設置した販売店、もしくは解体業者にお願いする事になります。

ソーラーパネルの廃棄費用は2つ料金がかかってきますよ。
下を参考にしてください。
- 設置されているパネルを撤去費用。
- 撤去したパネルを処分する費用。(運搬費込み)
1つ目の撤去費用は職人2人として3万。(職人1人で1万5千円)
技術費、撤去工具、消耗品、諸経費などで合計5万円から7万円ほどの撤去費用がかかります。(高く見積もっています。)
2つ目の処分費用は、運賃も含めて2万円ほど。
パネルが4キロワットなら処分費用が1万円程度、それに高くて運賃も1万円程度です。
粗大ゴミの廃棄費用ですが、重さもしくは大きさで料金が決まります。
重さの方が安くすみます。
ここで注意して欲しいのは、販売店か解体業者にパネルの撤去と最終処分をお願いした場合、高く請求される可能性あり。

販売店、もしくは解体業者がすべて良い業者とは限りません。
何社か見積りを取らせ、安くて良心的な業者を見つける事が大切です。
「面倒だなぁ。。。」と、見積もりをサボると大損する可能性があります。汗。
では、ここで簡単にですが、解体業者のパネル撤去の流れを紹介します。
パネル、パワコン、ケーブルを撤去する。
↓ ↓ ↓
トラックに乗せ運搬
↓ ↓ ↓
中間処理場
↓ ↓ ↓
最終処理場
中間処理場では、ゴミを減らす為に分別したり、リサイクルしたり破砕しゴミを減らしたり、最終処分しやすいようにします。
破砕とは・・・大型のミキサーに廃棄物を入れると粉々になる。
販売店や解体業者に廃棄してもらうと産業廃棄物という事になります。
ご自身で撤去する方法を紹介します。

私はこのような作業になれているので、私ならこう撤去すると言うのをお話しします。
1軒家の場合ですが、安全帯をつけて屋根に登り、釘抜きや工具などで固定している金具を取り、パネルを撤去します。
雨漏りの可能性があるので念のためにコーキング処理をします。雨漏りについてはこちらをチェック!
パネルは自宅の下にロープで縛って下ろします。そのために二人での作業という事ですね。
床に設置しているなら、屋根から落ちる危険はないです。
ブレーカーをオフにして無電圧を確認して、ケーブルの撤去、パワコンの撤去をします。
わたしタイヨウ・ハツオは電気工事士の資格を持っているので、撤去可能ですがパワコンやケーブルの撤去もかなり危険ですのでやらないで下さいね。
感電しますよー。
パネルの撤去を販売店や解体業者にお願いするのが現実的だと思います。
これで撤去は完了です。
あとは処分する方法ですが、これは市町村の廃棄物係りに相談して廃棄します。
運搬車両で取りに来てくれると思いますが、おそらく処分費用は1万円もかからないでパネルを廃棄できると思います。
ご自身で廃棄するので、一般廃棄物という事になります。
ここで注意点がありますが、パネルは撤去して、そのまま屋外に置くと発電して感電するなどの危険な場合あり。
その為に、パネルを裏にする。もしくは毛布をかぶせるなどしてくださいね。
小さいお子さんがいるご家庭なら、発電しているパネルに触ったらとても危険ですよ。
現在の太陽光発電は性能があがり、なかなか壊れることはないですよ。
20〜30年以上はあなたに発電した見返りがかえってきますよ。
では、次にゴミ問題について紹介します。
ソーラーパネルのゴミ問題とガイドライン
現在の太陽光ソーラーパネルの廃棄状況ですが、2014年のデータでは2,400トンのパネル廃棄がありました。
この数字はまだ少なく、政府の計算では2040年には太陽光発電の廃棄がピークになり、なんとその330倍の80万トンになると言われているんです。
この数字を見てしまうと、悪質な業者が不法投棄を繰り返し、太陽光発電のゴミ問題になる気配が見えてきました。
ですが、この太陽光発電の廃棄問題に九州地方の新菱株式会社(しんりょう)は太陽光発電のパネルの95%をリサイクルする事業に取り組んでいます。
ソーラーパネルは表面がガラス、中にセル、裏面に樹脂製のシート、枠にアルミなどを使用していますが、これをすべて分解して、分別や加熱処理や燃焼によってリサイクルできているんです。
これにより、将来的には全国的に事業化する計画を立てています。

環境省は太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン(第二版)を発表してます。
太陽電池モジュールの適正なリユース、リサイクル・処分の確保のため、総務省勧告(平成29年9月)や先般の災害等を踏まえ、
@埋立処分方法、A有害物質に関する情報伝達、B災害対応策について「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン(第一版)」(平成28年3月)の内容を見直しました。
引用元:環境省公式サイトより
将来的には太陽光ソーラーパネルの廃棄問題が、改善される可能性がとても高いと言えます。
太陽光ソーラーパネルの廃棄は中間処理場

将来は中間処理業者でも太陽光発電のパネルをリサイクルする会社は増えると思います。
中間処理場の廃棄位置。
- わたしたちがゴミ廃棄
- 中間処理場で分別、リサイクル。
- 最終ゴミ処理場で処分、リサイクル。
実はわたしは中間処理業者で働いた経験があり、太陽光ソーラーパネルをリサイクルする事は簡単にできると思います。

中間処理業者って、危険物以外なら分解することが可能な設備が揃っているからです。
しかも、太陽光発電のパネルは分解すれば、リサイクルになるので、中間処理業者にお金が入ります。
ゴミ屋さんは儲かるんですねw
中間処理業者って、ゴミを回収してお金をもらい、さらにそのゴミ(リサイクル)を売ってさらにお金にする。

この事をリサイクルとも呼びます。
太陽光発電のパネル廃棄のゴミ問題は、将来的に問題ではなくなるはずだと思います。
ソーラーパネルの廃棄費用を安くする方法
ソーラーパネルの廃棄費用を安くするなら、中間処理業者に、値下げ交渉をしてみる価値はあります。
交渉してみてると、意外とアッサリ安くしてくれる場合あり。
もしも、高額な場合は、
「高いので別の業者にお願いします。」
これでソーラーパネル廃棄費用が安くなる可能性が高くなりますよ。
太陽光発電のパネル廃棄のまとめ。
以上が太陽光ソーラーパネルの廃棄についてでした。
太陽光発電のパネルは寿命も長く、なかなか壊れないメリットがあります。
パネルやパワコンは高性能になり、さらに寿命が伸びる傾向がある。
あなたがパネルを廃棄する。もしくはこれからソーラーパネルを取り付ける。ならゴミ問題は心配いりません。

本日はここまでお読み頂きありがとうございました。
ハツオでした!
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